民泊ニュース

シャワーカーテンは横しまがいい

私どもは、民泊清掃の作業者資格として、お掃除マイスターという認定講座を行っております。
なぜこのような、講座を始めたかといいますと、苦い経験の積み重ねから来ております。

当初、民泊を始めたばかりの時は、清掃について深く考えておりませんでした。清掃代行業者さんに頼めばいいと思っていたのです。
ところが、お願いした代行業者さんのお掃除にはゲストから苦情の嵐になりました。
あまりにひどいので、airbnbからこれ以上お掃除の評価が下がるとリスティングの掲載を停止するとまで連絡いただいたのです。

どのような状態だったかというと、清掃代行から派遣されていた方は、学生アルバイトさんでした。
とてもいい方々で、すなおに話を聞いていただけます。
ある日のゲストからの苦情hは、床に髪の毛がたくさん落ちている。というものでした。バイトの娘に聞くと、「掃除機が詰まっていたので掃除機掛けませんでした!」とのこと。
またある日は、タオルにゴミがついているという苦情でした。すると「コロコロがなくなったので、いつもはとっているごみ取りませんでした。」とのこと。
じゃあ、買ってねとお願いして、清掃をやりなおしてもらったのですが、翌週も同じ苦情が来ました。聞くと、まだコロコロ買ってません。でした。
結局買ったのは2週間後。
そして、違うお兄ちゃんが完了しましたと送ってきた写真がすごかったです。イケアのソファーベッドをたたんでソファーにしたのはいいのですが、そのソファーの形どおりに布団が敷いてあるのです。かなり苦労した芸術的な敷き方です。ベッドのほうは、ベッドのマット上にベッドカバーをかけ、その上に式布団を敷き、掛け布団がかかっていました。
話をきくと、清掃は初めてで、なにの指示も研修もなく、行ってきてねといわれたそうです。ベッドカバーとソファーベッドは生まれて初めて見たそうです。

これには、はたと困りました。
そこで、掃除のプロに頼むことにしたのです。一人はホテル清掃のベテランの方。もう一人は4000人の清掃コンテストで優勝した方です。
その方に、お掃除を頼むとほぼ完璧で、ほとんど5つ星です。
ホストの方から、指名されるほどになりました。
ですので、ほかの作業者の研修をお願いしたのです。マニュアルを作り研修コースを作りました。
この体制でやると、清掃苦情がほとんどなくなったのです。

研修コースのセミナーも行いました。すると、参加者の半分はプロの清掃代行業者の方だったのです。
いわく、ホストを始めて掃除も自己流でやっているが、時間がかかって苦情も減らず、困っているとのことでした。
セミナーでは、困っていることの質問が飛び交います。たとえばお風呂のカビ取りはどうするのですか?とか
でもプロの方とは話が合いません。なぜカビが生えるのですか?と。 
プロはそもそもお風呂にカビを発生させなかったのです。ですから、掃除の時間も短いのです。
その方法を一つ紹介しますと、シャワーカーテンのカビをどうするかです。
シャワーカーテンは、買ったままだと長くて、お湯につかってしまいます。つまり濡れている時間が多くなる場合にカビが発生するのです。ですので、浴槽ぎりぎりの長さにカットして使います。そうすればお湯につからず、シャワーカーテンの機能を果たします。これでカビはほとんど生えなくなります。これだけで。

ですので、シャワーカーテンは横しまのものにします。なぜなら、はさみで切るのに、しまに沿って切ればまっすぐきれいに切れるからです。